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2004年10月26日
蒼天の拳
あべしぃっ!
奇妙な断末魔を残して破裂する敵。人体を内側から破壊する、北斗神拳にやられた者の末路だ。蒼天の拳は週間少年ジャンプで連載していた「北斗の拳」の続編だ。
舞台は中国上海。中国マフィアの暴れまわる物騒な時代。青年誌での連載になっただけあって、暴力表現が過激になっている。北斗の拳の最後の方はなんだか難しい戦いになってしまっていたが、こちらの蒼天の拳はエンターテイメントな感じが炸裂。
敵方の奴らが面白い。めちゃめちゃ悪者なんだけどどこか面白い。
▲かっ、看護婦…さん?
▲主人公・拳志郎の鋭いツッコミ
上の看護婦さんはザコなのだが、物語の中枢にいる重要な登場人物にも容赦ないお笑い設定がなされている。
▲15メートルくらいはあると思われる章元帥。ヒー、デカッ
▲戸棚をあけると、楽しみにとっといたおやつのようなたたずまいで伝説の将軍・羅虎城が入っていた。
そんな愉快な登場人物のおかげで、血なまぐさい物語もわりと楽しく読める。難しい奥義はあまりでてこないエンターテイメントな人体破裂格闘漫画…わりとライト感覚で読んでみたい。
また、作者の原哲夫はふかわりょうの親戚だという、脱力気味な事実を知って、蒼天の拳の絵柄でふかわりょうのネタをやっているところを想像して、今回の感想を終わる。
関連リンク:
原哲夫はふかわりょうの親戚( とぱあずさん )
投稿者 dokusho : 2004年10月26日 19:00